NAYA

#49 2008/07/16 02:14

「クロア、なんでこっち見ないの」

女性が男性の「手」を見てときめくというのは、割とメジャーな感想だと思うんですが、あれなんでかなーと。

例えばどんなにひょろっこくて中性的で体格も小柄で、つまりは一見「男らしくない」人であっても、手足のサイズってやっぱり女性のそれとは段違いにサイズが違うんですよね。

靴売り場にいって比べてみれば、女性用はせいぜい最大24cmまでだけど、男性用は最小26cmからがほとんど。商品の大きさが、求められているサイズが、持っている身体のサイズが全然違う。まあこれは靴に限らず、衣服全体にいえることではありますが。

手に話を戻せば、個人差があるとはいえ、比べれば大抵一回り以上は違うし、肉のつき方や骨の太さも全く違う。そのくせ露出も多くて普段から目に付きやすい部位でもあります。そんな風に「自分とは違う」ところに「異性」を感じて、ふと目に付いたときにドキッとしちゃうんじゃないかなあ、とぼんやり考えている昨今です。

一方で、手というと外部への接触行為の最先端なわけで、「接触」という行為の代名詞にも使われることも多々あるわけで……何が言いたいのかというと、ルカEDスチルのシーンをなんとなく恥ずかしく感じてがっつり直視できないのはあのべったり触ってる手のせいだと思うんだよね、うん。

感動の場面になんてことしやがるっ。二人の爽やかなスタートラインに微妙な色気を差し込みやがって……甘いだけじゃない複雑な苦味や甘酸っぱさを演出しやがって……！

すぐ近くにいたはずなのに、長いこと向かい合って触れたりぶつかることはなかった二人だから、「今度こそは」の意味として、抱きしめて体重を預けるだけでなく気持ちを確認するだけで終わらずに、はっきりと「触れる」という意思表示しているのかなあと思うわけです。

もっとやれーどんどんやれーGOGO！　限界まで貫いちゃいな！